「エレキギター初心者に必要なモノって、最低限何を買えばいいんだろう」 「エフェクターは最初から必要なのかな? 高いものを買わないといけないの?」 「バンドで演奏できるようになるには、どんな機材を揃えたらいいんだろう」
学生の限られた予算で機材を揃えるのは、本当に悩みどころです。
エレキギターを始めるなら、まずはギター本体、アンプ、チューナー、ケーブル、ピックの5つの基本アイテムを揃えることが重要です。
本記事では、大学生の予算でも無理なく購入できる初心者向けの機材をご紹介します。また、エフェクターなどの追加機材の必要性についても解説していきます。
エレキギター初心者に必要なモノとは?これだけは絶対に揃えよう
エレキギターを始めるにあたって、どの機材を購入すべきか迷う方は多いはずです。初期投資を抑えながらも、演奏に支障がない機材選びのポイントをご紹介します。
ギター本体の選び方と予算の目安
初心者向けエレキギターの適正価格は2万円から4万円の範囲です。この価格帯なら、練習用として十分な品質を確保できます。
ギター本体を選ぶ際は以下の3点に注目することをおすすめします。
- ネックの握りやすさ
- ボディの重量バランス
- ピックアップの種類と数
ネックは演奏性に大きく影響する部分です。初心者の場合、薄めのネックを選ぶと良いでしょう。握りやすさは上達のスピードに直結します。
重量バランスも重要な要素です。軽すぎるギターは安定感に欠け、重すぎると長時間の練習が困難になります。目安として3.2kg前後が扱いやすい重量です。
ピックアップは音色を決める重要なパーツです。初心者の場合、2基または3基のピックアップを搭載したモデルがおすすめです。音色の幅が広がり、様々なジャンルに対応できます。
練習用アンプの選定基準
アンプは音を出力する要となる機材です。初心者の場合、10Wから20W程度の出力があれば十分です。
練習用アンプを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- ヘッドフォン端子の有無
- 内蔵エフェクトの種類
- スピーカーサイズ
ヘッドフォン端子は必須機能です。アパートやマンションでの練習には、近隣への配慮が欠かせません。深夜でもヘッドフォンがあれば練習可能です。
内蔵エフェクトは、歪みやリバーブなど基本的な音作りに必要な機能です。初期段階では専用のエフェクターを購入する必要はありません。
スピーカーは8インチ以上を選びましょう。小さすぎるスピーカーは低音が出にくく、音のバランスが悪くなります。
必須の付属品(チューナー、ケーブル、ピック)
付属品は演奏に直結する重要アイテムです。以下の3点は必ず購入しましょう。
チューナー
- クリップ式チューナーがおすすめ(1,000円〜2,000円)
- ギターのヘッド部分に取り付けて使用
- 電池式で長時間使用可能
ケーブル
- 3m程度の長さが扱いやすい
- 1,500円前後の製品で十分な品質
- L字プラグタイプが断線しにくい
ピック
- 厚さ0.7mm前後を選ぶ
- 複数枚セットで購入(紛失に備える)
- 材質はベーシックな樹脂製で問題なし
これらの付属品は合計で5,000円程度の予算で揃います。品質の良い付属品を使用することで、演奏効率が大きく向上します。
チューナーは音程を合わせるための必需品です。耳コピでのチューニングは初心者には困難です。正確な音程で練習することが上達への近道となります。
ケーブルは信号を伝えるパーツです。安価な製品を使用すると、ノイズや断線のトラブルが発生しやすくなります。適度な価格帯の製品を選びましょう。
ピックは消耗品として考えましょう。初心者の場合、紛失や破損が多いため、予備を含めて購入することをおすすめします。
エレキギター初心者のエフェクター選び|本当に最初から必要?
エフェクターは音作りに重要な機材ですが、初心者段階での購入は慎重に検討する必要があります。ここでは、エフェクターの基礎知識と購入タイミングについて解説します。
エフェクターの基礎知識
エフェクターは大きく以下の4種類に分類されます。
- 歪み系(ディストーション、オーバードライブ)
- 空間系(リバーブ、ディレイ)
- モジュレーション系(コーラス、フランジャー)
- その他(イコライザー、コンプレッサー)
歪み系は最も基本的なエフェクトです。ロックやメタルなど、重厚な音作りに使用します。練習用アンプに内蔵されている場合が多いです。
空間系は音に広がりや残響を付加します。クリーントーンでのアルペジオやカッティングに効果的です。
モジュレーション系は音に揺らぎを加えます。これらは応用的なエフェクトのため、初心者には優先度が低いでしょう。
初心者におすすめのエフェクター3選
もしエフェクターを購入するなら、以下の3つがおすすめです。
マルチエフェクター(15,000円〜20,000円)
- 複数のエフェクトを1台に集約
- プリセット音色で簡単に音作り可能
- 練習用としては十分な機能を搭載
コンパクトディストーション(5,000円〜10,000円)
- シンプルな操作性
- 耐久性が高い
- 基本的な歪み音作りに最適
チューナー付きエフェクター(7,000円〜12,000円)
- チューニング機能とエフェクトを1台に集約
- 省スペースで設置可能
- 予算を抑えられる
エフェクターなしでも練習できる理由
エフェクターがなくても、以下の理由から基礎練習は十分可能です。
- 基本的な練習には清潔な音(クリーントーン)が適している
- フォーム確認が容易
- 運指の正確さを確認できる
- 無駄な音が出にくい
- 練習用アンプの内蔵エフェクトで代用可能
- 基本的な歪み音が出せる
- リバーブ効果も搭載
- 音量調整も簡単
- 基礎技術の習得が優先
- コード進行の習得
- スケール練習
- リズム感の向上
エフェクターは演奏技術が向上してから購入しても遅くありません。最初は基本的な機材で練習に集中することをおすすめします。
練習用アンプの内蔵エフェクトは、初心者の練習には十分な機能を備えています。演奏の幅を広げたい場合は、その時点で必要なエフェクターを検討しましょう。
予算別!エレキギター初心者セットの選び方
予算に応じた機材選びは、初心者にとって重要な課題です。ここでは予算帯別に、おすすめの機材構成をご紹介します。
3万円以下で揃えられる最小構成
3万円という予算でも、基本的な練習環境は整えられます。必要最低限の構成は以下の通りです。
ギター本体(15,000円〜20,000円)
- 入門用メーカーの基本モデル
- 中古品も視野に入れる
- シンプルな仕様(ピックアップ2基など)
練習用アンプ(8,000円〜10,000円)
- 出力10W程度
- ヘッドフォン端子付き
- 基本的なエフェクト内蔵
必須付属品(合計5,000円程度)
- ケーブル(1,500円)
- クリップチューナー(1,500円)
- ピック5枚セット(500円)
- ストラップ(1,000円)
- 簡易メンテナンスキット(500円)
この予算帯では新品にこだわらないことがポイントです。中古市場では1年程度使用された機材が、新品の半額程度で販売されています。
5万円で購入できる標準的なセット
5万円の予算があれば、長期的な使用に耐える機材を選択できます。
ギター本体(30,000円前後)
- 大手メーカーの入門モデル
- ハムバッカーピックアップ搭載
- 演奏性の高いネック形状
練習用アンプ(15,000円前後)
- 出力15W〜20W
- 多機能な内蔵エフェクト
- Bluetooth接続機能付き
付属品(合計5,000円)
- 高耐久ケーブル(2,000円)
- 高精度チューナー(2,000円)
- 各種厚みのピック(1,000円)
この予算帯では、ブランド品の入門モデルが選択可能です。信頼性が高く、長期使用に適しています。
7万円以上の本格的な機材構成
本格的な演奏を目指す場合、以下のような構成がおすすめです。
ギター本体(45,000円〜50,000円)
- 中級者向けモデル
- 高品質なピックアップ
- 安定したチューニング性能
- 優れた演奏性
練習用アンプ(20,000円前後)
- 出力30W程度
- モデリング機能搭載
- 高品質スピーカー
- PC接続機能
周辺機器(合計5,000円〜10,000円)
- プロ仕様ケーブル(3,000円)
- ポリフォニックチューナー(3,000円)
- ギターケース(3,000円)
- メンテナンス用品一式(1,000円)
この価格帯では、バンド活動にも対応できる機材を選択可能です。将来的な拡張性も考慮した構成となっています。
予算が高くなるほど、機材の品質や機能は向上します。ただし、初心者の場合は演奏技術の向上を優先し、段階的に機材をグレードアップすることをおすすめします。
バンド練習に向けた追加機材と準備物
バンド活動を視野に入れる場合、基本セットに加えて準備が必要な機材があります。ここでは、実践的な機材選びのポイントを解説します。
防音・音量調整機材の選び方
バンド練習では音量管理が重要です。以下の機材で対策が可能です。
ミニアンプ(5,000円〜10,000円)
- ヘッドホン練習専用
- 腰にクリップで装着可能
- バッテリー駆動で持ち運び可能
ヘッドホン(3,000円〜7,000円)
- 密閉型を選択
- 低音の再現性を重視
- 装着感の良いもの
音量制限デバイス(3,000円前後)
- アンプとギターの間に設置
- 音量を下げても音質を維持
- アパート練習に最適
防音対策は近隣トラブルの防止に不可欠です。自宅での練習環境を整えることで、効率的な上達が期待できます。
録音機材の選択肢
録音機材は練習の振り返りに役立ちます。予算と用途に応じて選びましょう。
スマートフォン用インターフェース(5,000円〜10,000円)
- 直接スマートフォンに録音可能
- コンパクトで持ち運びやすい
- アプリと連携して使用
マルチトラックレコーダー(15,000円〜20,000円)
- 複数の音源を同時録音
- 内蔵マイク搭載
- SDカードに保存可能
PCインターフェース(10,000円〜15,000円)
- USB接続で高品質録音
- 編集ソフトと併用可能
- レイテンシーが少ない
録音した演奏を聴き返すことで、客観的な技術の確認が可能です。バンド練習の記録としても活用できます。
メンテナンス用品の準備
定期的なメンテナンスは機材の寿命を延ばします。以下の用品を揃えましょう。
基本的なメンテナンスキット(3,000円前後)
- 弦替え工具
- クリーニングクロス
- フレット磨き
- ネック調整用レンチ
弦セット(1,000円〜2,000円)
- 009〜042のライトゲージ
- 予備を2セット程度
- 有名メーカーの製品を選択
接点復活剤(1,000円前後)
- ボリュームのノイズ対策
- ジャック部分の接触改善
- スイッチの動作改善
メンテナンス用品は最初にまとめて購入することをおすすめします。突発的なトラブルにも対応できます。
定期的なメンテナンスのポイント:
- 1ヶ月に1回の弦交換
- 演奏後の汗や指紋の拭き取り
- ネックの反りチェック
- ピックアップ高さの確認
これらの機材は必要に応じて段階的に揃えていけば問題ありません。初期段階では基本セットの使用法を習得することに集中しましょう。
エレキギター初心者がよく陥る機材選びの失敗例
私は多くの初心者ギタリストを見てきましたが、機材選びには共通の失敗パターンがあります。ここでは、その典型的な例と対策をご紹介します。
過剰な機材投資の防ぎ方
初心者によくある失敗が、必要以上の機材投資です。以下の点に注意しましょう。
よくある過剰投資の例
- 高額なギターを最初に購入
- 複数のエフェクターを一度に揃える
- 必要以上の出力のアンプを選ぶ
これらを防ぐためのポイントは以下の通りです。
- 段階的な購入計画を立てる
- 最初は基本セットのみ
- 技術の向上に合わせて追加
- 3ヶ月ごとに必要性を見直す
- 用途を明確にする
- 練習用途か発表用か
- 自宅練習がメインか
- バンド活動の予定時期
- 予算配分の目安
- ギター本体:総予算の50%
- アンプ:30%
- 付属品:20%
安すぎる製品を選んだ際のリスク
コスト重視で選びすぎると、以下のような問題が発生します。
トラブルが起きやすい部分
- ネックの反り
- フレットの磨耗
- ピックアップのノイズ
- アンプの発熱
- ケーブルの断線
これらのトラブルを防ぐための最低限の品質基準:
- ギター本体
- 定評のあるメーカー製
- 新品なら15,000円以上
- 中古なら20,000円以上の製品を10,000円程度で
- アンプ
- 練習用なら8,000円以上
- ヘッドフォン端子は必須
- 故障時の保証対応あり
- 付属品
- ケーブル:1,000円以上
- チューナー:1,500円以上
- ストラップ:純正品を使用
互換性の確認方法
機材同士の相性問題も重要です。以下の点を確認しましょう。
確認が必要な項目
- ギターとアンプの接続端子
- エフェクターの電源仕様
- ケーブルの長さと太さ
- ピックアップとアンプの相性
- ストラップピンの規格
互換性チェックのポイント:
- 電源関係
- アンプの消費電力
- コンセントの数
- 電源ケーブルの長さ
- 音声関係
- ケーブルの端子形状
- インピーダンス値
- ノイズ対策の有無
- 物理的な適合性
- 設置スペース
- 重量制限
- 運搬方法
互換性の問題は、購入後に気づくことが多いです。事前に販売店で実機確認をすることをおすすめします。
まとめ:エレキギター初心者が機材選びで意識すべき3つのポイント
これまでの内容を踏まえ、初心者が機材を選ぶ際の重要ポイントをまとめます。
1. 基本セットを優先する
初期投資では以下の基本セットに集中しましょう。
- ギター本体
- 練習用アンプ
- 必須付属品(チューナー、ケーブル、ピック)
これらの基本セットで、十分な練習環境が整います。エフェクターなどの追加機材は、基本的な演奏技術を習得してから検討しましょう。
2. 予算配分を意識する
限られた予算を効率的に使うために、以下の配分を意識します。
3万円の予算配分例
- ギター:15,000円〜20,000円
- アンプ:8,000円〜10,000円
- 付属品:5,000円程度
中古品の活用も検討しましょう。特にギター本体は、中古市場で良質な商品が見つかることが多いです。
3. 段階的な機材投資を計画する
機材の購入は以下の順序で進めることをおすすめします。
- 第一段階(初月)
- 基本セットの購入
- 必須付属品の準備
- メンテナンス用品の確保
- 第二段階(3ヶ月後)
- 録音機材の検討
- 予備の弦や消耗品
- 必要に応じてエフェクター
- 第三段階(半年後)
- バンド活動用の機材
- 音量調整機器
- 本格的な周辺機器
最後に、私からのアドバイスです。
エレキギターは機材選びも楽しみの一つですが、上達には地道な練習が不可欠です。最初は基本的な機材で十分です。
技術の向上に合わせて、必要な機材を追加していく姿勢が重要です。焦って高額な機材を揃えるのではなく、自分の演奏レベルに合った機材選びを心がけましょう。
上手な機材選びは、限られた予算で最大限の効果を得ることです。この記事を参考に、充実したギターライフをスタートしてください。


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